Case1 拠点間レプリケーション
DR対策においては、複製データを物理的に離れた場所に置いた方がより効果的です。
災害時には、最悪の場合建物が倒壊してしまうこともあり得ますので、レプリケーション元とレプリケーション先の機器を同じ場所に置いておくと、両方とも被害を受けてしまう可能性あります。
支社、支店や営業所などの地方拠点がある場合は、本社-支社間など、物理的に離れた場所に機器を設置することで、DR対策の効果をより高められます。 |
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
費用目安 |
|
まとめ |
|
*1 ネットワーク回線、VPN維持費などを除く
Case2 データセンター活用
支社や営業所などがなく、あるいは物理的に近い場所にしかないなどの場合は、データセンターのハウジングサービス(コロケーションサービス)を利用して、 データセンターにNASやバックアップ用サーバーを設置する方法があります。 データセンターでは、温湿度管理や電源の安定化が図られており、ネットワークもバックボーンのしっかりしたものが用意されるなど、ストレージを設置するには最適な環境と言えます。 また、建屋も耐震、免震設計や、ほとんどの場合、停電時のバックアップ電源を備え、物理的なセキュリティ管理も行わていますので、DR対策の効果を高め、安心感もプラスされます。 |
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
費用目安 |
|
まとめ |
|
*2 1/4ラック、10Mbpsサービスを利用した場合の一例
Case3 クラウドストレージ
本社以外の拠点がなく、予算の都合でデータセンターへのハウジングが出来ない場合もあります。
そのような場合には、クラウドストレージサービスのご利用がオススメです。 |
クラウドストレージとは、インターネット経由でストレージ領域を提供するサービスのことで、ユーザーは設備投資や管理を一切しなくてよく、
料金も比較的安く提供されているサービスが多いので、システムへの追加投資が難しい中小企業には利用しやすいサービスだと言えます。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
費用目安 |
|
まとめ |
|
*3 データ容量が1TB程度で、週次でフルバックアップ、日次で増分バックアップをした場合の一例
UPS利用のススメ
最後に、導入コストも格段に安く、今スグできる身近なDR対策として、UPS(無停電電源装置)を紹介します。 |
USB接続とネットワーク接続(SNMP)の2タイプのものがありますので、環境などにあわせてお選びください。 なお、企業でお使いいただくUPSは、接続機器側の2次電源と相性問題の少ない、正弦波出力のものがおすすめです。
動作確認済みUPSのリストはこちら